都議会活動

平成26年度 厚生委員会 第9号【東京都母子福祉資金貸付条例、シルバーパスについて】

  • 2014年9月11日 木曜日

平成二十六年九月十一日(木曜日)
第七委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長 まつば多美子君
副委員長 塩村あやか君
副委員長 早坂 義弘君
理事 遠藤  守君
理事 和泉 武彦君
理事 山加 朱美君
山内  晃君
栗山よしじ君
田中  健君
和泉なおみ君
今村 るか君
ともとし春久君
野島 善司君
大山とも子君

欠席委員 なし
出席説明員
福祉保健局 局長 梶原  洋君
次長 砥出 欣典君
技監 前田 秀雄君
理事 宗田 友子君
総務部長 山岸 徳男君
指導監査部長 飯塚美紀子君
医療政策部長 小林 幸男君
保健政策部長 笹井 敬子君
生活福祉部長 芦田 真吾君
高齢社会対策部長 枦山日出男君
少子社会対策部長 手島 浩二君
障害者施策推進部長 高原 俊幸君
健康安全部長 中谷 肇一君
企画担当部長 後藤 啓志君
事業調整担当部長 西村 信一君
医療改革推進担当部長 矢内真理子君
医療政策担当部長 西山 智之君
地域保健担当部長 稲葉  薫君
生活支援担当部長 松浦 慎司君
施設調整担当部長 村田 由佳君
事業推進担当部長 松山 祐一君
障害者医療担当部長 熊谷 直樹君
食品医薬品安全担当部長 仁科 彰則君
感染症危機管理担当部長 上田  隆君
病院経営本部 本部長 醍醐 勇司君
経営企画部長 中野  透君
サービス推進部長 野瀬 達昭君
経営戦略担当部長 高野  豪君

本日の会議に付した事件
病院経営本部関係
報告事項(説明)
・私債権の放棄について
福祉保健局関係
第三回定例会提出予定案件について(説明)
・平成二十六年度東京都一般会計補正予算(第二号)中、歳出 福祉保健局所管分
・東京都福祉保健局関係手数料条例の一部を改正する条例
・東京都指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
・東京都幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営の基準に関する条例
・大気汚染に係る健康障害者に対する医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
・東京都食品安全条例の一部を改正する条例
・東京都薬事審議会条例の一部を改正する条例
・東京都薬物の濫用防止に関する条例の一部を改正する条例
・薬局等の行う医薬品の広告の適正化に関する条例の一部を改正する条例
・個人防護具(ガウン等セット)外三点の買入れについて
報告事項
・私債権の放棄について(説明)
・平成二十五年度地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター業務実績評価について(説明)
・都立障害者支援施設及び都立障害福祉サービス事業所の民間移譲について(説明)
・東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について(説明・質疑)
・東京都婦人保護施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例について(説明・質疑)
・東京都母子福祉資金貸付条例の一部を改正する条例について(説明・質疑)
・東京都女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例について(説明・質疑)
請願の審査
(1)二六第七号 シルバーパスの改善に関する請願


〇まつば委員長 ただいまから厚生委員会を開会いたします。

(中略)

〇塩村委員 手短に三点、質問をさせていただきます。東京都母子福祉資金貸付条例の一部を改正する条例について質問をさせていただきます。
 この条例において、東京都は現行、東京都母子福祉資金を事業化しており、都内に六カ月以上在住の母子家庭の母と、二十歳未満のお子さんを扶養している方へ資金を貸し付けているものです。
 今回の条例改正は、父子家庭でも福祉資金の貸し付けを必要としている方もいらっしゃり、母子家庭だけでは公平性に欠けるという意見や訴えが背景にあると思いますが、国の制度改正を踏まえた東京都の制度創設と、今回の制度改正の見解をお伺いいたします。

〇松山事業推進担当部長 ひとり親家庭への支援施策につきましては、昨年五月に設置された厚生労働省社会保障審議会児童部会ひとり親家庭への支援施策の在り方に関する専門委員会において、平成二十三年度全国母子世帯等調査結果等を踏まえ、検討が進められました。
 平成二十五年八月には、経済的に厳しい状況に置かれている父子家庭には、母子家庭と同様に経済的支援の対象とすることが適当であるという同専門委員会からの中間のまとめが示されました。
 これを受け、本年四月に母子及び寡婦福祉法が一部改正され、十月一日に施行されることから、都は、福祉資金の創設を盛り込んだ東京都母子福祉資金貸付条例の一部を改正する条例案を今定例会に提出することといたしました。
 今回の改正により、父子家庭に対する支援策は、母子家庭とほぼ同様となります。都は引き続き、ひとり親家庭への支援施策の充実を図ってまいります。

〇塩村委員 ありがとうございます。経済的に苦しい父子家庭も存在していることから、制度の拡大は公平性の観点からも歓迎すべきものです。
 次です。制度が拡大されるということで、予算の確保も重要です。制度の運用に十分な予算は確保できているのでしょうか。
 そこでお伺いいたします。現在、この制度を利用している人の数、そして、制度を改正した後に利用が見込まれる人数をお知らせください。
 あわせて、この条例は十月一日より施行されますので、平成二十六年度の予算で賄えるのかが気になるところです。事業費の確保についてお伺いをいたします。

〇松山事業推進担当部長 平成二十二年の国勢調査によると、都内の母子世帯は五万八千七百六世帯、父子世帯は七千百八世帯となっており、父子世帯の数は母子世帯の約一割強となっております。
 母子福祉資金の過去三カ年の平均貸付件数は七千六百六十件であり、母子世帯の約一三%の方が利用されております。この数字を利用して仮に推計いたしますと、本年十月以降の父子世帯の貸付件数は約五百件となります。
 今年度予算は、平成二十二年度、八千三十三件、平成二十三年度、七千七百八件、平成二十四年度、七千二百四十件という過去三カ年の貸付件数をもとに、貸付金額約四十六億円を計上しております。
 今年度の貸付実績はおおむね例年どおりに推移していますことから、当初予算内で対応できる見込みでございます。

〇塩村委員 ありがとうございます。
 最後の質問となります。今回の条例の改正で、父子家庭も利用できるようになります。せっかく制度ができても、福祉資金を必要としている父子家庭の方に、この制度の改正が届かなければ、利用がされないために意味がありません。
 どのように都民、特に支援を必要とする父子家庭に周知をしていくのか、その具体的方法をお知らせください。

〇松山事業推進担当部長 支援を必要としている父子家庭の方々に、制度の周知を行っていくことは必要であります。
 このため、都では、ホームページや広報紙への掲載、ツイッターの活用、リーフレットを作成、配布するとともに、当事者団体などとも連携して、広く都民に周知を図ってまいります。
 また、父子福祉資金の相談窓口は区市などであることから、地域で相談に応じている民生児童委員や子供家庭支援センターなどの関係機関とともに、父子福祉資金の制度周知を図ってまいります。

〇塩村委員 地域に密着をした民生委員や児童委員を通じて個別にアプローチをしていただけるとのこと、ぜひお願いいたします。
 この条例改正により、父子家庭も利用できるようになる東京都母子福祉資金ですが、修学資金、生活資金や就職支度資金など、多くの貸付種類があります。
 現状、貸し付けを受ける人の多く、九割が修学資金、就学支度資金で利用とのこと、これはいかにひとり親世帯が子供の教育費に苦労をしているのかが、うかがえる結果ではないでしょうか。
 親が高収入、高学歴なほど、子供の学力が高いということがわかったという文部科学省の発表もありました。親が塾に通わせる所得があれば、子供の学力は上がっているということをうかがわせる数字です。
 これは、子供には責任のないところで貧困の連鎖になってしまう可能性があります。そういったことからも、この条例の改正と制度の周知徹底をしっかりとお願いしまして、質問を終わります。

(中略)

〇塩村委員 本請願に関する意見を述べさせていただきます。
 シルバーパスは、満七十歳以上の希望する高齢者に発行され、東京都が百六十八億円の予算を組み、東京バス協会を通じ、最終的には各鉄道事業者等に支払われているものです。発行枚数はおよそ九十三万六千枚と、大変に人気のある制度ではありますが、原則、住民税の非課税の方は千円、課税の方には二万五百十円と、請願者の指摘のように二段階しか設定されていません。
 発行枚数は、千円がおよそ八十三万五千枚、二万五百十円が十万一千枚と、千円の発行が八割を超え、九割近くにまで上っています。これは、高齢者のほとんどの方が退職をされて、収入が年金に限られることが大きいともいえ、所得合計金額が百二十五万円以下の低所得の方や、住民税が非課税だからといって生活が苦しい方ばかりではないのではないでしょうか。つまり、貯金や資産などのストックを全く考慮していない料金設定となっています。
 そういったことから、現在の二段階しかない設定区分の見直しには一定の理解をするものの、我が党は、世代間格差の是正を主張している立場であり、現行制度のシルバーパスの発行の資格条件をストックを含め検討すべきだと考えています。
 つまり、請願者は、所得段階に応じて利用料を設定すれば、負担の軽減が図れると主張していますが、行政コストを考えて、廃止、または世代間格差を埋めるためにも、資産等のある千円の利用者には区分をふやして、負担をよりお願いをすべきスタンスをとる我が党の考えとは逆の内容となってしまいます。
 よって、高齢者の方の孤立の回避や健康増進に一役買っていることは理解はしていますが、シルバーパスの利用料金を所得の段階に応じたものに改善をすることには反対です。
 1の多摩都市モノレールにも、シルバーパスが使えるように制度を改善することに関しては、区部では、都バス等利用可能な交通手段が多いのに対し、市部ではそれが限られてしまうことを考慮し、市部でもできるだけ区部と合わせるべきであるということから、こちらは趣旨採択をさせていただきたいと思います。

〇まつば委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

〇まつば委員長 起立少数と認めます。よって、請願二六第七号は不採択と決定いたしました。
 以上で請願の審査を終わります。
 以上で福祉保健局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時一分散会

厚生委員会速記録第九号

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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