都議会活動

舛添知事に関する一連の報道について

  • 2016年5月14日 土曜日

舛添知事に関する報道が相次いでおり、都民のみならず日本中のみなさんから批判が相次いでいます。
知事の直下にある政策企画局には連絡をし、批判を真摯に受け止め改善が必要な部分に関しては早急に改善をするように伝えています。

議会の場でも更なる追及が必要だと考えています。ただ、知事の立場ではない時期のものが一番問題が重いと感じていますので、猪瀬元知事を追及を受けたような会場を移しての総務委員会や、それ以上の委員会の場が持てるのかどうかは私には分かりません。しかし、少なからず6月議会の本会議では各会派からの厳しい追及があります。(私がしますと書けないのは、6月議会において私と会派の質問権がないからです)

私は最初から知事を支持していません。都知事選では別の候補の応援に入っています。
また、知事は私自身の性差別ヤジ騒動の時に知事は全く関与しようとせず、「議会のことは議会で」と切り捨てました。ご自身が知事を務める東京都の議会で起きたことについて無関心でした。他府県の知事や国会議員は発言されていた中、とても残念なことでしたし、今日までそのことについて一切の声掛けもありません。一方、議会終了後の本会議場で声掛けをする時も与党のみ。会食などの交流も大会派のみと聞いています。
…ということで、強きに優しい知事だと感じており、当選されてからも支持はしていません。しかし、是々非々で知事を見て賛成できるものは賛成してきています。

話を報道に戻します。
時系列に報道の種類を並べていくと、

一、学校跡地の都有地を韓国人学校に貸与
二、豪華すぎる海外視察を連発
三、公用車で毎週にように湯河原別荘通い
四、政治資金で家族旅行疑惑

四番については、もう庇いようがありません。
本当に家族旅行を公金の入った政治活動費(「政務活動費」とは違います。また、政治活動についても一切の公金が入っていない場合も多いので注意が必要です。現在私の政治資金には一切の公金が入っていません)から出したのであれば、アウトです。

しかしながら、知事の弁明はさもありなん、なんです。

「事務所関係者等」が部屋に来て会議をしたとして「政治活動」と繰り返した。舛添氏によると、会議の目的は、13年は前年末にあった衆院選の総括など。14年は、直後の都知事選への出馬について話し合ったという。「重要な会議」と強調した。
朝日新聞デジタル

家族旅行がメインであれば計上しないのが一般の常識(政治家は多くが非常識)。
または、(会議時間÷滞在時間)/利用人数 でしっかりと按分をして実質的な利用時間を計上するべきであり、全額を計上するのは大きな間違いです。しかし、この方法でも家族旅行がメインであれば、部屋で会議をしたのであれば私なら計上はしません。
計上をしたとしても、会議中の飲み物代や、ホテルまで来てくれた方への交通費の実費弁償くらいではないでしょうか。
会議をしていないとすれば、大問題。法律に触れます
会見では否定をしていましたが、報道が事実であれば許されることではありません。

一番については、全面的な批判に当たらないと感じています。
2012年に東京都はフランス人学校(北区・豊島区)に都有地の貸与だけではなく、土地の売却までしています。フランス人学校は土地の売却をしてもよくて、なぜ韓国人学校だと貸与でも批判されるのか。
新宿区より保育所に都有地を要望されたのを断ったということも報道されていますが、だからと言ってすぐに都を批判するには違うのではないでしょうか。

保育所は基礎自治体である新宿区がまず全力を尽くさなくてはいけません。もちろん区だけではなく東京都の問題だと常々私も主張をしてきたように(都は最初は「区」だと言っていましたが)広域自治体の東京都ももちろん全力でお手伝いをすべきで、平成28年度はおよそ440億円を保育支援予算に充てています。(平成26年より保育サービス利用児童を4万人分確保をします)
何より、新宿区がまずは所有をする区有地の見直しをしたのかどうか…です。

新宿区には同じ学校跡地の区有地があります。
現在、学校の姿を生かしたままで芸能事務所がその土地を賃貸しています。あと1年7か月ほどで契約が満了すると聞いております。新宿区に確認をしたところ

確かにあと1年7か月で契約は満了します。
現在期建物賃貸借契約を結んでおり、その前に区が検討をして、半年前迄に「通知」を出します。契約継続かどうかはまだ決まっていません。継続となれば再契約をすることになります

「定期建物賃借契約」を結んでいるのですから、東京都の都有地の予定を変更して区の保育所というのであれば、まずは、その区有地を契約満了後に保育園に充てるべきだと思います。注目をしておきたいと思います(芸能事務所が学校のまま使用するというのはとても面白いコンセプトですので、文化として個人的には応援しているのですが、政治家として見たときには先に都有地をというのは違和感があります)。

都有地に関する経緯について
平成26年7月  知事訪韓時に大統領より強力要請を受けた
平成27年5月  教育委員会にて特別支援学校が好条件の場所に移転との報告
平成27年11月 韓国政府から新宿の旧都立高を利用したいと要望書が提出された
平成27年12月 韓国政府の要望を都が新宿区に情報提供
(区は了承。5月に一度問い合わせがあったのみ)
(区の紹介で地域の方々と何度か打ち合わせ)
平成28年3月  具体的な協議に入るに際し、地元及び韓国政府から韓国政府の要請を早期に公表することが求められたために、公表

 

また、特別支援学校を予定してものを移動させたという批判もありました。
これについてもSNSで批判を頂戴した為、私も「けしからん!」と思って調査をした結果、事実誤認が酷かったためにすぐにご報告をしました。

1、課題を抱えており、計画当初より調整困難で計画変更の可能性としてスタート
2、特別支援学校は周囲の道幅が4メートルの確保が必要で、足りておらず新宿区と拡幅工事をしても相当な時間がかかる
3、近隣との調整が困難であること
4、立ち上がったところで土地の面積が少なく、延床面積もかなり少ない
5、同時並行で他の土地を探していた
(※平成27年度 教育委員会第8回定例会 議事録より)

つまり、最初から計画を進めながら同時並行で他の土地を探していました。
そして、よりよい都有地に空きが出てました。都の心身障害者の福祉センターが移動することになったのです。同じ新宿区内、片側2車線の広い道路に面しており、延床面積も大幅に増加。
当初計画よりも大幅に条件がよくなっています。
こうした情報を知ったうえで、一番については判断することをお勧めします。
説明をすると、考えの変わった方も多かった。もちろん、新宿区も東京都もダメだという方もいらっしゃいました。

二番について。
これももっと議論が必要です。
都民がここまで怒っているのは「豪華さ」×「回数」=「総額」があるからではないでしょうか。
知事は回数を控えるか、コストを勘案すべきです。
もちろん、2020年のオリンピックを控える東京の知事ですから「安かろう悪かろう、疲労が蓄積してパフォーマンスが落ちる」ことだけではなく、「万全のセキュリティー対策」が取られた移動をすべきです。移動中に知事に何かあれば、日本という国&五輪までが世界中から不安視をされることになります。

東京のGDPをみると、一国の首相や大統領に相当をします。
だから偉いんだという話ではなく、何かあった場合にはそれ相応のショックが世界を駆け巡ると思われます。ですから安全性とコストを考えた移動と滞在が求められます。

知事は都市外交を重視しており、そのためにご自身で世界中にお出かけをされたり、ロンドン市長やパリ市長をお迎えしています。しかし、全く都民に支持されていないのであれば、見直しをしたらどうでしょうか。私はいま「都市外交をやめろ」とは判断できません。賛成もしませんが、反対もしません。今は多くの方より反対されていても、未来の東京に素晴らしいレガシー(遺産)となることもあり得るからです。知事がお決めになってご自身の信念を貫くのか、その際のコストや安全性についても見直しをお願いしたく思います。

 

三、の公用車で別荘通いについては、公用車の使用をやめるとのこと。
回数が多すぎます。その費用は都民の税金です。自覚がなさすぎます!!
今後は公用車を使用しないとのことですが、もしも公用車だけではなく別荘自体もセキュリティーが万全でないならば、別荘通いの回数自体を見直すほうが望ましい(余計なお世話ですみません。個人の意見です)。お休みの時間をどう過ごすかは個人の自由ですが、安全性と都民感情を考えるとこれがベストでではないでしょうか。
(ちなみに、これまでの知事の公用車の使い方はどうだったのでしょう…)

今のところ、スキャンダル的に金額の大きさをメインにフォーカスされていますが、仕事ぶりも注目をしてみるとどうでしょうか。ロンドン市と友好都市を締結できたのも、知事の都市外交の成果の1つです。

これまでの知事はあまり登庁してなかったようですが、舛添知事はしっかりと都庁で仕事をしていることは高く評価できる(※各報道より)

海外視察などでは舛添知事はこれまで来た他の知事(他県も含む)と全く違い、自分で積極的に質問をし勉強や交流をしている。他県の知事は聞いている時や通訳中に居眠りしているようなTOPもいる中、評価されている。また、面談をしたり会っている要人も全然レベルが違っており、費用だけでは全く比べられないものだ(※この件を調べていた他会派議員の声)

 

知事は何か国語も自分で話すことができ、通訳を介さないことも多々ある。同じ時間の滞在であったとすると、これまでの知事と比べ内容が濃い。自分の言葉で相手とコミュニケーションを取ることができるので、親交も深くなる(※都の職員)

 

ロンドンでは、ぼさぼさの髪型がトレードマークのボリス・ジョンソン市長を引き合いに、「彼と私には髪型を除いて共通項がある」とジョークを交えながら聴衆を沸かせた。1時間の講演を全て英語でこなす高いプレゼン能力は、地方自治体の首長の力量をはるかに超えたものと言える。 (※都政新報)

今回立て続けに知事に関する報道が出て、知事にはがっかりした都民の方も多いと思います。
知事はしっかりと批判を受け止めて、改善をして職務に取組んで頂きたいと思います。まもなく開会の6月議会でも追及はされると思いますが、次に何かあれば、そろそろ議会も手を緩めない追及が始まるのではないかと感じています。


一方、知事だけではなく議員も襟を正さなくては。
SNSで流れてくる議員の知事批判。時々(案件は違えども)知事のことえを言えないでしょう…というような議員もいます。もちろん、私たち都議会議員も豪華な海外視察の連発を考えなくてはいけません。一人当たり1回の海外視察は300万円だと聞いています。

 

 

 

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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