都議会活動

新たなる逆転区を生んだ、謎の深まる都議会の議席配分

  • 2016年5月26日 木曜日

なんじゃ、こりゃ。
と思う程、さらに謎が深まる結果となりました。

都議会は来年が任期満了。
これまで長きに渡り、1票の格差逆転選挙区が問題となってきており、4年前の改選前の都議会のあり方検討会(あり検)では定数だけではなく、費用弁償など何の改革もできずに先送りされてきました。

そして、ようやく議員定数について座長報告がありました。
各会派の意見がバラバラで、主要会派の意見は
自民党・公明党→2増2減
共産→合区のうえ6増6減
民進→0増6減(定数維持なら6増6減)
とのことです。そのほかの会派も共産や民進に近い案を提案をしていると報道されています。

人口で平等に議席配分をすると、こうなります。
写真
2016年2月27日 東京新聞より

 

昨年の国勢調査の結果をみると、6増6減が妥当です。人口を見て正しくするとこうなるはずです。
しかし、座長案ではなんと、2増2減で報告がされました。
減らす選挙区の前回の最下位当選を見てみると、「無所属(音喜多都議)と共産(植木都議)」の選挙区。自分たちに影響のない選挙区を削減対象としており、驚きしかありませんね…(苦笑)。

 

こちらが本日の新聞に掲載された「逆転区」のみの表です。
写真
東京新聞より

 

今回のような座長案では、逆転区の解消ができない選挙区もまだあります。

注目すべきは、なぜか2増2減をして、新たな「逆転区」が発生しています。
改正で新たな逆転区を作ってどうするんだ、と思います。信じられない。これだけは座長が阻止すべきではないでしょうか。
北区を削減したことで、人口の少ない新宿区が人口の多い北区より「議員定数が多い」…。逆転区の解消どころか、新たな逆転区を作ってどうするんだと思います。数学どころか、算数もできない都議会だと思われてしまいます。

と、思ったら、こんなコメントを見つけました。

人口に対する定数が北区より多い「新宿区」(同4)については「(通勤してくる)昼間人口が多く、定数減には慎重を期すべきだ」として見直し対象から外した。
産経新聞より

私には理解できないのですが、誰か意味が分かれば教えてください。
通勤してくる方の意見は議員定数を減らすと聞けないのですか? 新宿などは一流企業に多くの人が通勤をしており、会社員ですので各種団体などである程度の意見は吸い上げることはできているのではないでしょうか? では、昼間の人口が少ない区は減らすということ? その通勤をしてくる方も居住地で等しく1票を持っているのではないでしょうか? 私にはロジックがさっぱり分かりません。

私は島嶼の選挙区は特例的に定数を確保すべきだと思います。
なぜなら、住民が少なく住民の福祉などが取り残されたりするような事があってはならないし、島嶼は本土とは全然違う事情を抱えていることが明白であり、地域振興の観点からも事情のよく分かる選出議員が必要不可欠だからです。

しかし、新宿区などは通勤の人口を議員定数に反映させなくてはいけないほどではありません。
人口比例定数からはずす程のことなのでしょうか。

ちなみに、私の考え方は「定数1の選挙区をなるべくなくし、周辺の1~2人区と合区とし、多様性の反映ができる選挙区改革」です。もちろん、1票の格差を是正するために「6増6減」が必要です。どっちかだけ増やして減らしても駄目。その上で総定数の見直しをすべきです。それをしないままに見直してもフェアではないですからね。

区部も多摩地域のように合区を増やして、できるだけ5人区程度の中選挙区にして多様性の反映ができれば、死票が少なくなるので、私はそうすべきだと思っています。私の意見は座長に詳しくお伝えしましたが、微塵も採用されてはいませんでした。内容は他言無用で公表はしてはいけないとのことですので、公表はしませんが、ざっくりの方針は合区の上で6増6減にすべきだと思います。これが平等で公正です。

今定例会でこの2増2減の座長案で条例改正が提出されます。
私たち野党や無所属も対抗の条例案を協力して出す予定です。しかし、自民党・公明党で議席のおよそ2/3あるため、座長案がすんなり可決されてしまいます。
野党や無所属も6増6減でまとまれればいいですが、そうもならないようで全く勝負にならないようです。

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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