活動報告

「核兵器は絶対悪」2016広島平和記念式典

  • 2016年8月7日 日曜日

被爆2世として今年も平和記念式典に参加をしました。
父が2012年に亡くなってから参加をしており、もう4回目(1回は仕事で行けず)になります。


父は子供のころから家に居ることもあまりなく、中学の頃には別居が始まりその後長く争って父母は離婚、父とは親子という繋がりがあまりないままでした。
そんな父の余命が3か月だということを地元行政の方より連絡をもらい、最期の看取りを広島⇔東京で行いました。
亡くなる前に「なんで父さんは福山に来たん?」と聞いたら「原爆があったけぇよ」と言い、プイと体の向きを変えて私に背を向けてしまいました。
「ああ、聞いちゃあいけんかった」。
その昔にちょっと聞いたことがあり、その時も父は同じような態度だったことを思い出しました。ひどく話すことやわき腹に小さなケロイドがあることに触れられる事を嫌がった人でした。

そんな亡き父との思い出を振り返りながら、式典に出席。
松井広島市長は「核兵器は絶対悪」だと断罪し、安倍総理には「この広島の地で『核兵器のない世界を必ず実現する』」との決意を表明した総理に、オバマ大統領と共にリーダーシップを発揮することを期待」と式典の場で念押しをしました。特筆すべきは湯崎知事のあいさつです。「まさに」という真理です。TV中継は切れてしまっていたとのことですがが、参考にしてほしいと思います。

安全保障の分野では,核兵器を必要とする論者を現実主義者,廃絶を目指す論者を理想主義者と言います。しかし,本当は逆ではないでしょうか。廃絶を求めるのは,核兵器使用の凄惨な現実を直視しているからであります。核抑止論等はあくまでも観念論に過ぎません。核抑止論は核が二度と使われないことを保証するものではありません。それを保証できるのは,廃絶の他ないのです。
広島県湯崎県知事 平和記念式典あいさつ
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/52/28heiwakinensikitentijiaisatu.html


ある年に隣に座った被爆者の方とはご縁があり、それから毎年一緒に参列をしています。
昨年は終了後に被爆体験をじっくりとお聞きしました。今年も。今年は手記も受け取りました。平和記念資料館に提出もされたそうです。
A4の用紙10枚に丁寧な文字で書かれたものです。
原爆当時の記憶がしたためられており、当時の生活や状況が瞼に浮かんできます。


熱線に人が焼かれてとけてく。蒸発をして黒焦げになるのが実態です。
「この被爆体験をお渡しするけえ、どうにでも使って役立ててください。広めてください。体験は語り継がんと平和は続かん」
そうおっしゃって下さいました。

手元に頂いた体験記。
原爆の当時の記憶と、生き延びたあとに起こったこと。
通りかかった軍属の人の実家の滋賀にまで友達3人と連れて避難をしたこと。
友達2人は原爆症で滋賀に到着をしてすぐに亡くなったこと。
その間に母(養子だった)が被爆した場所を探し回って、その後昭和53年に亡くなるまで後遺症に苦しんだこと。
父は被爆をしていなかったけれど、戦争から帰ってきて全て築いてきたものが無くなっており0から家族を守るために生き抜いたこと。
人の要求や欲求、支配欲が家族、地域、国、民族間の争いにまで発展していくこと。
核なんてもってほか。核の恐怖こそが人間の心の反映。
自分を認めて相手を認めることが核や戦争をなくしていくこと。一番遠いようで、時間がかかるからこそ、まずは自分が振りかざした拳をおろすこと。
そうした1つ1つで信頼や愛を築いていくことが「平和」を拡げていく。

いまの日本、東京は大丈夫でしょうか。
自分の上に核が落ちてきて、家族や大切な人やものやことを失った人が訴えていることこそ、大事にしなくてはいけないのではないでしょうか。
最低限、日本は「威嚇」などの挑発は慎むべきです。平和を訴えて一番説得力のあるのが日本です。
日本の価値は多くの犠牲の上に成り立っている、残酷であっても「尊い」ものです

戦争を知らない政治家も増えました。
これまでは戦争体験者が政治家にも多かったからこそ、踏みとどまっていた部分も大きいのではないでしょうか。
広島に立ち、毎年思います。戦争体験者・被害者の訴えがなぜ理想主義者という扱いを受けるのでしょうか。体験のない上に、そう言う人こそ反省をしてほしい。
貴重な意見であることを踏まえて、様々な問題に生かしていかなくてはいけないのではないでしょうか。

追伸:
今年より資料館を背に右側一番前が「自治体席」になっていました。その後ろが被爆者や遺族席。
昨年までは一番前が被爆者や遺族席だったはず。戻して頂きたい。
左側は同じままではありましたが、やはり被爆者や遺族を一番尊重してほしい。

 

 

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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