都議会活動

築地・豊洲市場 どうしてこうなった? ② 都の説明

  • 2016年8月18日 木曜日

昨日は移転に不安を感じている中卸しさんの声をお届けしました。
まずは、昨日の視察の記事をお読みください。

「築地・豊洲市場 どうしてこうなった?」
http://shiomura-ayaka.com/2016/08/18/column-1598.html

一方の意見だけではよくないと思いますので、 今日は都の卸売市場担当者と話をし、都の認識や実情をヒアリングしました。とはいえ、昨日のレポートは多くの話の中で、私が気になった一部を紹介しているに過ぎません。多くの中卸しさんが不安を感じていますし、市場の中でも卸と中卸し、中卸しの中でも立場が違えば多少意見も違いますから「私から見ても疑問がある」という部分だけにフォーカスしています。

さて、番号順にいきます。

①総意を伝えない方が代表として都の会合に出ている話
→都は中卸しの組合の代表として、都の話し合いに出席をして頂いている方を組合の総意に近いと認識をしているようです。これは都を責めても仕方ありません。だって、その立場で出てきているのですから、これは中卸しさんの中で正しく総意を聞く代表(最低限、組合としてどんな意見を表に出すのかを確認できる)を選出するしかありません。

②市場で働く人の健康の話
→揮発ベンゼンは大気中にも存在するものであり、基準値以下である。なので基準値を超えているものではいとのこと。この意見には私はどちらの意見も理解できます。ベンゼンは排ガスなどに含まれます。環境基準を超えているようでは健康は守れません。
基準値に6割近いことを考えると不安になるのは当然です。ただし、どこまで土壌汚染と関係あるのかは私には判断ができないので、都が情報を提供して双方が納得できることが必要です。

③食の安全の話
→そもそも東京ガスの跡地で大変な土壌汚染があった場所です。そんな場所からくみ上げたろ過海水を切り身や、いけすに使い魚が安全なのかは不安であることは間違いありません。これだけでも何でこんな場所に移転したのか理解に苦しみますが、都によると2メートルの深さまで土壌汚染工事は完了したとのこと。財政が豊かな東京都でしかできないと言わしめるほど、とにかく莫大な費用をかけて、対策を講じたそうです。遮水壁を作り、土壌の汚染物質が海に出ないようにしているとのことでした。
それでも不安なのが、豊洲で働く人たちです。豊洲ブランドに傷がつけば生計は立たない。また、何より都民や世界にまで輸出される豊洲の魚が安全であるかどうかは、都議会議員としても重要です。安全であると理解できるさらなる情報公開など、都の対応を要望しました。

④条件が各段に悪くなる話
→1ユニットを2コマで分けて使用している中卸しさんもたくさんいます。
とにかく1コマが狭い。みなさん、とても工夫をして隣の業者と協力しています。
開場から80年経ち、開場後に食品衛生法などが制定。制定後は各店舗ごとに食中毒対策などから壁の設置が要求されています。(壁がないと、同じユニット内の店舗も一緒に営業停止になってしまいます)


しかし、こんなに狭い1コマの店舗。
その間に壁を作ってしまうと、包丁を使うような中卸しさんは包丁も思うように引けなくなると困惑をしています。

平米数は同じでも、間口を広くとれば壁があっても困ることないのに、なぜ現場の声を聞かなかったのですか。」
と問うたところ明確な回答はありませんでした(苦しい所を突いてしまったか)。ただし、少しの改善策を用意していました。
①大物の解体所を他に設けているので、そちらを使える
②同業種であれば、壁は作らなくてもいい(貝同士、まぐろ同士など)

問題もあります。
1コマだけを借りている中卸しさんも時には大きな魚を仕入れて裁きます。そういう光景を見てお客様は購買意欲をそそられるはずです。その機会をつぶしているようなものです。1コマを使用しているマグロ中卸しもいるのですから。
新市場での店舗の配置は抽選にしているので、どんな業種と並ぶのかは運次第。決まった後で位置を各店舗ごとに交換してもらうには構わないとのこと。ただし、そんなにうまく店舗のトレードがうまくいくはずもなく…。


私の意見は、「ほぼ新市場が完成に近い今の状態での根本解決が難しく、都の出した案は苦肉の対策」だと感じました。
新しく施設を作り、否応なく移転をしなくては営業ができないにも関わらず「現場の声」をしっかりと聞いていないからこうなっています。どうにもこうにも、壁ができることで格段に使い勝手が悪くなることは間違いありません。

(※中卸しには練り物だったり、多くのコマを賃借できる中卸しがいます。すべての中卸しが包丁さばきで困ることはありませんが、1コマの中卸しさんは、写真左の奥にある縦型の冷蔵庫のように、開閉すら難しくなるはずです)

加えて耐荷重の問題
耐震性の問題
→担当の担当外だったため、調査をして報告をもらうことになっています。

取り急ぎ、ここまでです。

 

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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