都議会活動

(土壌汚染由来の)室内揮発物質対策に「盛り土をした」と先月言っていたじゃないか!

  • 2016年9月13日 火曜日

豊洲市場の盛り土問題。

「正直、おかしくないか?」という思いでいっぱいです。
知らないはずはないのに、なぜ私が聞いたことの回答がああだったのか…という思い。

よくも悪くも何においても、緻密な対策をする都をこれまで見てきました。だからこそ、不思議な思いになるのです。

都に仲卸さんからの質問をぶつけた時に返ってきたのが要約すると「土壌汚染対策もしているし、盛り土をしているので、安全です」と回答していました。
私が仲卸さんから聞いた話を都の担当にしています。その内容は

<私の質問の内容の一部>
*土壌汚染対策は本当に完了し、安全なのか
*仲卸さんは「ベンゼンは揮発物質だから、床下に空洞を設けるなど底上げをしているのではないか」と言っており、室内のベンゼンが基準値の6割はおかしくないか。
(中卸さんは兼ねてより床下の空洞を「何のため?」と不安がっていた)(先月の報告にはまさか空洞が盛り土がないとは思わない為、ここまで詳しく話したことを書いてはいない)
*なぜ法定の300か所の調査をしないのか

 

<都の回答>
(パンフレットを見せながら)
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*帯水層は汚染除去をし、2Mの深さまではきれいな土と入れ替え、その上にさらに2.5Mの盛り土をするので万全の体制

という回答を得ていました。

事実は全然説明と違いました。都は「万が一、室内の下からの揮発物質があったとしても、土壌の清浄と盛り土をしているから大丈夫だ」と私に説明をしました。つまり、都の説明からすると揮発物質が出ている場合は、安全かどうか分からないということになります。

仲卸さんの中では「空洞」であったことは以前より知る所であり、「ねずみ返しでもないのに、なぜそんなにも高床なのか」ということは言っていました。
が、私と同様に都の回答からは「安全のために土壌汚染対策をしたあとに、建物を建て、その下に最終的に盛り土をして万全を期した」と思っていたはずです。
まさか盛り土がないとは、だれも思わないでしょう。

 

1月に発表される地下水モニタリング調査の結果には影響はないと思います。
(これはいわば「蓋」にあたる盛り土があろうがなかろうが、地下水には関係がないと思われます)

しかし、都の説明が事実と違うことが他にもあれば、問題がより深刻な事態を引き起こす可能性もあります。
こういう重大なことが都民や議会に報告されないのであれば、「調査の数字も大丈夫なの?」という声も届いており、その声もごもっともです。
都は私も以前より提言をしている「法定の300か所の調査」をするべきです。これも以前より中卸さんたちが心配をして訴えている点です。

さらに、夕方にはこんなニュースが!

豊洲盛り土問題:青果棟下、砕石層むき出し

豊洲市場=東京都江東区で2016年7月30日、本社ヘリから徳野仁子撮影

 

豊洲盛り土問題:青果棟下、砕石層むき出し

東京都の築地市場(中央区)からの移転が延期されている豊洲市場(江東区)の主要な建物下で土壌汚染対策の盛り土がされていなかった問題で、青果棟の下では厚さ50センチの砕石層がむき出しになっていることが都への取材で分かった。外部識者の専門家会議が提言した盛り土は、地中から揮発したベンゼンが地表に出ない効果があるとされ、専門家は「安全性について改めて確認する必要がある」と指摘している。

都によると、水産卸売場棟と水産仲卸売場棟には、石を砕いて設けた砕石層の上に厚さ約10センチのコンクリートが敷かれている。しかし、目的は配管や電設工事施工の足場にするためで、上がってくる地下水を防ぐことは想定していないという。鉄筋などは入っておらず、都担当者は「コンクリートを流し込んで固めただけというイメージ」と話す。

これに対し青果棟は、このコンクリートすら敷かれていなかった。都は「砕石層によって地下水が上がってくることを防げる」としているが、豊洲市場の建物下を視察した共産党都議団に対しては「今後、青果棟の砕石層もコンクリートで覆う」と説明したという。

2007~08年に開かれた土壌汚染対策に関する専門家会議で座長を務めた平田健正・放送大学和歌山学習センター所長によると、ベンゼンは揮発性のため盛り土の有無で拡散の方向や広さが変わってくる。専門家会議は盛り土をした前提で汚染対策を検討しており、平田氏は「どのくらいの濃度のものが上がってくるか、もう一度改めて計算する必要がある」と指摘した。

都によると、土壌汚染対策法では有害物質が屋内に入るのを防ぐには、床を厚さ10センチ以上のコンクリート製にすればよいとされる。主要な建物の床はいずれも厚さ35~45センチのコンクリート製だが、都の担当者は「専門家から盛り土がなくても大丈夫だというお墨付きをもらっていないという事実は重い。安全性を改めて確認しなければならない」と、これまでの認識の甘さを認めた。

また、都が遅くとも13年12月までに建物下が空洞になった建設設計図を作製していたことも分かった。この時点では土壌汚染対策の工法を検討する「技術会議」が開かれていたが、議事録に設計図が提示された記録はなく、妥当性は議論されなかった。  (毎日新聞より)

 

土壌汚染が完璧に完了をしていれば、ベンゼンが揮発するはずもなく問題はないはずです。
しかし、今の東京都は何を言っても都民の皆さんに信用してもらえる状況ではないでしょう。
ですからやはり、しつこいようですが、法定300か所の調査をすべきです。

反対派ではなく「慎重派」が心配と主張をしているとおりに、「信用できない」状態だった。
このまま強硬に豊洲市場に移転をしてもいいはずはありません。都民のみなさんの安全と安心は揺らいでいるのです。

この問題の浮上で、知事は政治のカードも見事に切りました。
あのままいけば、都民の安全安心は大事だけれども、地下水に異常がなかった場合は「補償問題(補正や来年度の予算など)」で議会から知事は突き上げを食らう可能性が高かった訳です。
これで知事の判断は地下水の結果がどうであれ、議会でも突き上げることはできません。
むしろ、議会は理事者側をしっかりと追及しなくてはいけません。

また、「安全性」と「隠ぺい」は別問題です。
ここも切り分けつつ、安全を第一に進めるべきです。

なお、疑惑の「盛り土の予算はどう計上されたのか」「執行率」などは「鋭意調査中」とのことです。

 

 

 

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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