議会質問

多摩川河川敷の犬の問題 問題を大きくした東京都福祉保健局

  • 2016年12月12日 月曜日

都議会の一般質問で取り上げました。
多摩川河川敷にホームレスがログハウスを作り、その中に多くの純血種とそれらの子から生まれたmix犬が20匹近く押し込められており、時々外出をしては(狂犬病予防法違反状態で)多くの咬傷事故を引き起こしていた件です。

都が改善を約束したのが、大きな大きな成果です。
これまで都は一貫して問題を認めませんでしたので、連日午前様になるまで証拠収集や法律調査をした甲斐がありました。
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(私が苦情を受け、現場に足を運んだ時の犬の状態)

これまでの都の主張
①ホームレスであれ、所有権が発生をしているので保護できない。
②河川敷の不法占有状態でも、河川法が邪魔をして何もできない。
③狂犬病予防法違反? 狂犬病予防法の事務は調布市の責任です。
④狂犬病予防法違反で抑留? 厚生労働省の昭和21年の通知で立ち入れません。

と、この状態でした。
私は反論を重ねて、ようやく都の「市がやるべき、国がやるべき、都は何もできない」という欺瞞を多くの住民愛護団体さん、弁護士と崩すことができました。

①所有権が発生しているので、保護できない。
→そうでしょうね。しかし、使える法律はたくさんあります

②河川法で何もできない。
→河川法が邪魔をして、ログハウスを取り壊したり中に入って保護できないとのことですが、「狂犬病予防法違反」であれば、多くの事故が発生をしているので、その場にすぐに行けば狂犬病予防法の追跡で捕獲が可能です。それをしていないことが、大問題なのです。
都は平成27年から26回現地に行ったと答弁をしましたが、つまり、2年で26回であれば、月に1回です。それでは確かに都のいうとおり「現場で捕獲できない」ペースだったということでしょう(呆れ)…。

③市の責任?
狂犬病予防法は市の責任か?
登録事務は確かに市の責任ですが、市が主張するとおり「ホームレスの方の犬を登録はできません」。ですので、違反状態で咬傷事故を頻発させた場合には、の狂犬病予防員が捕獲をしなくてはいけません

④犬の抑留は「厚労省の昭和21年の通知で立ち入れない」との強弁。
咬傷事故が多発しているので、住民などから訴えがあれば都は対策をとることが必要でした。これまでの長い期間があれば、狂犬病予防法第6条を使い、抑留という名目で保護ができたはずです。
しかし「行った時には小屋の中にいて捕獲できなかった」と私に言っていましたが、現地の方々の声を聞くと「犬が出ているときには『中に入れ』と指導をしていました」とのこと(都の説明と食い違いますね)。
こうしたことを繰り返しているうちに、被害者は増えて(団体さんが6月に訴えてきたのは8名、その後の事故での被害届出は3名)しまったのです。

都が「ログハウスに立ち入って保護できない理由は、『厚労省が昭和21年の通知で入ってはいけないと通知を出している』からです」と言ってきました。
その後、私や政務スタッフが直接厚労省に問い合わせたときの返答は「住居への立ち入りは最低限のすべきという通知であり、住居への立ち入りはそうであるが、その他への立ち入りは土地所有者への許可を得ることを求めています」とのことでした。つまり、「土地所有者とは国交省である」ということであり、「都が12月5日までに国交省に『咬傷事故を何度も起こした犬たちが河川敷にいるので、国交省所有のため立ち入り権限を与えてほしい』と許可を得るために問い合わせたのか」ということになります。
ちなみに、厚労省いわく「土地所有者へ許可を求める運用通知は昭和29年に出ています」とのこと

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とどのつまり!!
「昭和21年と29年の通知が生きているから立ち入れません」と強弁をした都の職員(狂犬病予防員でもあった)は、最初の21年の通知のみを私に示し、29年の通知内容を隠していたということなります。

その結果、事故を起こし、犬は劣悪状態の中で虐待をされるということが続いています。

都は今回の個別の事例を私が質問通告を行うまでは国にしていなかったこと、また、通知の内容を隠し、恣意的に運用をしていました。強い憤りを隠しえません。

都は国土交省に対して、「立ち入り許可」を得て、早急に犬たちを抑留という名目で保護をすることができるはずです。強く要望をします。
本会議では
①東京都が問題を認識し、改善をする約束する答弁!
都が「問題解決に至っていない」と(ようやく)認識したと答弁をしました。

②解決に向けて、人員を増やし対応をすると答弁。

この答弁を引き出すまでに、嘘を暴くための証拠を集め、多くの現地の方やボランティアさん、弁護士にも協力をいただきました。
解決まであと少しです。与党も動き出したと聞いています。みんなで行政を動かしていきましょう。

 

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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