都議会活動

百条委員会 石原元都知事の喚問終了

  • 2017年3月20日 月曜日

石原元都知事の証人喚問が行われました。
昨日は浜渦元副知事。

たった1時間の喚問。たぶんこれまで以上の事実は出てこないだろういわれていました。しかし、多くの報道陣で委員会室は埋め尽くされており、石原慎太郎という政治家の存在の大きさを、一期生議員の私は感じました。


私は一人会派なので、百条委員会の設置を早くから賛成をすることで、真相解明を後押ししてきたつもりでです。が、設置されてしまえば、資料も見れず何も分かりません。みなさんと同じ立場です。「早く問題の解決をして、移転問題に決着をつける」ことが大事だと考えています。じゃないと、巨額の補償費用など次の問題が嵩んできます。


さて、昨日の浜渦喚問と併せて感じるのは、「この2人が悪い」というストーリーを世論が予想(期待?)をしているのではないかということ。豊洲移転問題の真相はまだ分かりませんが、少なくとも「石原氏(だけ)が悪い」「浜渦氏(だけが)悪い」という印象の意見が多いことに違和感があります。

話が逸れますが、私が市場関係者と接するなかで、昨年から感じていることは「安全性」と「安心」はもちろん「市場の機能についての意見聴取」を東京都が誠実に市場関係者に対応してこなかったことも大きいと感じています。(これまでの記事を参考にしてください)

そもそも多くの当事者である中卸しさんが様々な事情を抱えて「移転に後ろ向き」だったなか、移転に賛成をしているグループの声を中心に都が聞いていたことが、大きな躓きだったと感じます。関係が破綻していることが一目瞭然でした。私がヒアリングの中で職員にそう伝えると、都の職員は「組合の代表の方の意見ですから、(異論が多いといっても)それを聞くことになります」と。当事者の4割の声を把握し、対策ができていないようでは、溝は深まるばかりであることは間違いありません。納得ができないことがあれば当事者たちは当然声をあげていきますから、事態が悪化するだけに陥ります。

私は築地再整備ができるならいいと思っていましたが、
昨日の専門家会議の座長の「安全」との判断を知り、総工費6000億円になっていることからも、豊洲の活用をまずは第一に考えるべきだと思います。ただし!移転延期後の騒動で、豊洲市場ブランドはかなりのダメージを負っていることから、簡単ではないと感じます。


さて、百条委員会に話を戻します。
石原氏は冒頭に、脳梗塞で文字をかけなくなった、失った期間があるのですべてを思い出すことが難しいと意味深なことを仰りました。事実であれ、都民感情にそぐわない逃げの発言だったと感じます。

昨日の浜渦喚問を併せて、分かったことは
①都庁内(都庁官僚)・審議会・議会・知事の総意で移転を決めた。
②水面下での交渉は、東京ガスの提案だった
③瑕疵担保責任の免除については、浜渦氏の指示はなし。資料に記されている2部下を証人喚問。

百条委員会で嘘は言わないでしょうが、知っている核心も話していないのではとも感じます。

①については、「みんなで決めた」。私はそのとおりだと思います。
この混乱に陥っているので、氏の一存で勝手に決めていたのであれば、石原氏の責任は重い。
しかし、石原氏が知事に就任をする前から、都が揉んできた豊洲案です。ですので、担当部局の精査と審議会での専門家も含めての意見、最終的な議会の承認があってのことですので、石原氏の責任と同様、議会も一連の手順の中での報告を参考に決めたことも忘れてはいけないと思います。

ただし、②です。
瑕疵担保責任の放棄の原因がどちらにあるのか。
都が586億円もの土壌汚染対策費を投じることになった原因の究明です。
誰もが知りたいところでしょう。4月の百条委員会が待たれます。


さて、ここからは、話をガラッと変えます。
両市場問題から考える「政治の責任」について。

石原・浜渦両氏の尋問をみていると「表面ですることがいいことばかりではない」ということは一理あるかも知れません。「交渉」ごとは、関係を作った上で、時には条件を飲んだり提案をしたりしながら、最終的な合意に至るということが普通なのではないでしょうか。

と、考えると、私は少し思うことがあります。
当時、他に適切な移転場所があるにも関わらず、豊洲で押し通したのであれば、それを指示した人に問題があると考えます。その理由を捻りだした人にもあるでしょう。しかし、最終的に議会も豊洲で認めてしまったのですから、どこか一部門のセグメント(たとえば、知事だけとか、都庁官僚だけなど)だけに責任があるというのは違和感があるのです。
(ただし、裏で誰かが不当に利益を得るというようなことがあっては絶対にいけません)

市場の問題は第一に、都民の食を確保すること、そして、働く方の安全性の確保ということがあります。
少し前、どこかである方が「不利益を飲んでも、豊洲市場に移転させ、都民の食の台所の確保が、都民の利益になるいう考え方をしたのかもな」と言っているのが耳に入ってきました。そういう考え方も一理あるかも知れません。
いずれにせよ、口を開かないことにより、疑惑が深まっているので、早く真相解明をし、混乱の収束に向けて動くことが政治の責任だと考えます。


以下、私のもとに寄せられる声を集約しました。

①過去の真相解明は石原氏・浜渦氏をはじめ過去に携わった方々に、解明の責任がある。(水面下の交渉は必要と理解はしていても)

②移転延期から「今」に関わる混乱の責任をどう考えるのか。
(これは今の問題です)

③最終的な移転の判断をするべき
(専門家会議などから安全性などの結果も出たので、早く判断をしないと、ドンドンと補償を含めた損失額が膨らむ)

百条委員会はこれまで複数回開催されましたが、開催の方法を変えたほうがいいと感じます。
東京ガス関係者・都庁職員・浜渦元副知事・石原元都知事、次回は浜渦氏から名前が挙がった元職員2名となっています。
百条委員会で証言をしても、「記憶にない」「@@の管轄だ」となった場合、関係する証人が委員会の場にないければ、それっきりになってしまいます。分けて呼ぶよりも、今後はそうした方々を同時に喚問しなくては時間だけが過ぎてしまいます。

そもそも、議会も関係していないとは言い切れないなか、議員が追及でき切るのか疑問とという声も多く頂いています。議会対策という言葉が都庁にはあるように、それは鋭い指摘かもしれません。

次の百条委員会は4月です。

 

 

 

 

プロフィール

塩村あやか

1978年7月6日生まれ。放送作家として「24時間テレビ」「シューイチ」など数多くの番組を担当。

2013年6月、世田谷区より東京都議会議員選挙に出馬、当選。現在、東京みんなの改革 代表、厚生委員会 副委員長、動物愛護管理審議会 委員として活動中。

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