予算委員会で初質問

予算委員会で10分(片道)。初質問。
テーマがPCR検査でしたので、東京都へのクラスター対策班からの文書の内容や感染者数が一気に増えた昨日と今日という現実を踏まえると、大変に厳しいタイミングでのテーマとなりました。

国内発生初期では、必要な検査を少し広範にすることで「無症状者・軽症者」をあぶり出し、市中感染を防ぐために「自宅待機」をしてもらうことが有効であり、検査の有効性はドイツや和歌山モデルが証明しています。
(もちろん、検査数が増えるため感染者数は短期的に増えますが、結果的にパンデミックやオーバーシュートを防ぎます)

国内感染期では、感染者が増え感染経路の特定ができないフェーズ。検査キャパの問題があるため、感染濃厚の人に検査を絞ります。

日本は逆をやっているんですよね。
国内発生初期としては不思議なほどに厳しくしていたため、検査を受けることができず批判があり少しずつ緩めてきたけど、それでもセオリーとは合致せず厳しい基準でした。
検査数が少ないので、陽性者が少なく出るということです。
今日は、どこが問題で検査が必要な人に届いていなかったのかを質しました。
(詳しくないと見ていて理解できない質問だと思います)

結果、いくつかのことが分かりました。
初期対応としての「受け入れ」は問題なくできていた。
ベッドも1800+12000床を準備し、1800床分も埋まっていないかったこと。そして、無症状者や軽症者は入院ではなく自宅待機を国は通知していたため、検査を増やしても「陽性者は無症状でも入院だから医療崩壊が起きる!」は少なくとも現状までは可能だったことから、誤りだったことが分かりました。

一方、昨日あたりから局面が変化。
国のクラスター対策班が東京にも感染者が増え、オーバーシュートなど懸念があることを書面で伝えていました。

もう少し感染者が増え、病床数が重傷者で埋まってくると、今度は検査キャパ、病床キャパも埋まってくるため、感染が濃厚で症状が明らかな人を優先で検査をします。

保険適用になっても検査が増えない理由を大臣は「運搬の問題があり、検査が増えない」と答弁。せっかく保険適用で民間検査できるようになってもそうした準備不備で進まなかったことが改めて明らかになったので、改善をお願いしました。

最後に、改めて政府がとってきた「初期に絞ったPCR検査」と、ドイツや和歌山のような「必要な範囲で広範なPCR検査をし、早期終息」を目指した手法のどちらが結果として有益だったのかを検証をすべきとお願いしました。

追伸
PCRではなくても(4時間)、新検査システム(数十分)でもいいと思います。要は検査のタイミングと範囲という意味です。

そして。質問は30点くらいですね。
委員会でも医師免許を持つ議員達で白熱議論をしているテーマだったとのことで、私では自信をもって主張や指摘ができませんでした。申し訳ありません。

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