第10回あやかミーティング (国政報告会&日本の更年期対策について)5月7日開催しました!

2026年5月7日、参議院議員会館の講堂にて、
第10回!あやかミーティング(国政報告会)を開催しました。
今回は、先月(4月14日)に内閣委員会でも質問をした、
日本の更年期対策をテーマに、約70名の方にご参加いただきました。


1.塩村あやかによる国政報告

まずは塩村あやかより、直近の国会活動について報告を行いました。

これまで国会の最前線に立って「不妊治療の保険適用」などを実現してまいりましたが、
現在は次なる大きな女性の健康課題として「更年期対策」に全力で取り組んでいます。

先月(4月14日)の内閣委員会でも取り上げた「日本の更年期対策」について、
現在の国の取り組みや、政治の場で直面している課題などもお話ししました。

あやかミーティング(国政報告)


2.甲賀かをり先生(千葉大学大学院医学研究院産婦人科学教授)による講演

テーマ:「日本の更年期対策の現状と、私たちが向き合うべき課題」

続いて、千葉大学大学院医学研究院の甲賀かをり教授をお招きし、産婦人科医療の最前線から大変貴重なご講演をいただきました。

  • 更年期障害とは?
    閉経前後の女性ホルモン(エストロゲン)の低下により、心身に多種多様な不調(ホットフラッシュ、イライラ、関節痛など)が現れる状態です。
    「日常生活に支障を来す」場合は、我慢せずに適切な治療が必要な疾患です。

  • 「更年期の崖」による1.9兆円の経済損失
    更年期症状による日本全体の経済損失は、なんと年間約1.9兆円。
    働き盛りの女性が離職したりパフォーマンスが低下したりすることは、社会にとって計り知れない大きな損失です。

  • 世界標準の治療「HRT」と日本の現状
    エストロゲンを補う「ホルモン補充療法(HRT)」は世界的な標準治療です。
    しかし、日本では「更年期は我慢するもの」という意識が根強く、受診率はわずか数%。海外と比べても大きく取り残されています。

  • 医療現場を阻む「診療報酬」の壁
    丁寧なカウンセリングが必要な更年期外来ですが、現在の日本の制度には更年期障害に対する「管理料」が設定されていません。
    病院側に負担がかかる構造的な問題が、専門医療の普及を妨げています。

更年期障害を「個人の我慢」から「世界標準の適切な治療(HRT)」へと変え、すべての人が日々の笑顔を取り戻せる社会にするための、素晴らしい学びの時間となりました。
甲賀先生、本当にありがとうございました!

甲賀先生のご講演


3.質疑応答

参加者の皆様からたくさんのご質問もいただきました。その質疑応答の一部をご紹介します!

Q. 「管理料」は他の病気にもあるの?
A. 高血圧や糖尿病などにはすでにあります。更年期治療も複雑化しており、他疾患と同様に早期の設定が必要です。

Q. 若くして卵巣を摘出した場合も症状は出る?
A. 出ます。手術だけでなく、抗がん剤や放射線治療などで卵巣に影響があった場合も症状が出ることがあります。

Q. 保険適用での費用はどれくらい?
A. 非常に手頃な価格で始められます!診察料は1,000〜2,000円台からで薬代も安価なものから選べます。特に「ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)」などのつらい症状には目に見えて高い効果を発揮することが多く、実際に治療を始めた方の多くが「もっと早くやればよかった」と効果を実感されています。

Q. 更年期障害が離婚の原因になることもある?
A. 症状を我慢することで家庭や人間関係に悪影響が出ることがあります。まずは治療を検討することが大切です。

Q. 今後、どのように啓発していくべき?
A. 女性の体質を考慮した「性差に基づく医療」への転換、幼い頃からの「包括的性教育」、
そして病院にかかりやすい制度作りが重要になってくると思います。


4.連合東京 斉藤 千秋会長から

最後に、ご参加いただいた連合東京の斉藤千秋会長からもお話をいただきました。(以下要旨)

40〜50代は責任ある仕事を任される時期ですが、更年期の不調で「このまま働き続けられるのか」と悩む女性が多数いらっしゃいます。しかし、「婦人科を受診するハードルが高い」のが現状です。今回学んだHRTなどの治療法を広く紹介し、国とも連携しながら女性が働きやすい労働環境の改善を進めていきます。


5.最後に

更年期治療における「管理料」の新設は、女性の健康を守り、日本社会の活力を底上げする重要な政策です。
その実現に向けて、引き続き力強く取り組んでまいります。

平日のお忙しい中ご参加いただいた約70名の皆様、貴重なご講演をいただいた甲賀先生、そして現場の声を届けてくださった斉藤会長、本当にありがとうございました!
大きく頷きながら真剣に聞いてくださる皆様の姿から大きなパワーをいただきました。

日本の更年期対策は、まだ始まったばかりです。
「一人で抱え込まず、社会全体で支え合える環境」を皆様と一緒につくっていくため、これからも国政で声を上げていきます。
引き続きの温かい応援を、よろしくお願いいたします!

終了後には、講師の甲賀かをり先生と日本産婦人科医会常務理事の鈴木光明先生と記念撮影⬇️

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