動物愛護 省令「数値基準の素案」が検討会で示される 【このままでは足りない!】

検討会で数値規制の素案が提示されました。
私達超党派議連が提出をした、世界最低基準の「議連案」がどれだけ採用されているかが焦点です。

昨日、環境省から議連に事前説明がありましたが、そこから変わった所はありませんでした。問題点を指摘しておきます。姑息な手段が使われています。「見抜いてください」。
(それを加味しても、小泉大臣だからこそここまで出来たと思います)

(※写真)1
○「6歳までなら何回でも繁殖させることができる」
ここは絶対素案から変えないと!年に1回、6歳まで6回とすべきです。
この書きぶりで以下のことが分かる人、どれだけいるでしょうか。
昨日の議連PTで私が「6歳までなら何回繁殖に母犬を使ってもいいということですか?」と聞いたところ、室長は「そうなります」とアッサリ認めました。
今のヒートが来る度に繁殖させ続けることを追認してしまうことになります。母体を酷使してしまいます。
なので、書きぶりを「6歳まで6回まで」と明示すべきです。要望を続けます!

(写真2)
○ケージ「議連より環境省案が大きく見えるイラスト」
議連案は「1頭でのケージの大きさ」
環境省案は「2頭まで一緒に入れることができる」。
つまり、環境省案は「議連の半分」ということです。レトリックですね。

前日の議連でもこれを見抜けたのは、私と福島議員だけでした。今日の専門家の検討会では「誰ひとり、この問題を指摘した委員はいません」。
知っていて触れないのか、知らずに気づかないのか。
前者なら「なぜ委員になれたのか」。後者なら「今後動物の命の運命をこの検討会が握っているに等しいなか、無責任ではないか」。

衝撃は、座長が最後に「(科学的根拠がない)議連案に従わなくてはいけないのか。それとも、科学的に正しいものでないといけないのか」「議連が出している海外の案は論文もない。海外は社会的合意ができているが、日本はまだ社会的合意が欠けている」
驚きました。環境省案は議連案の半分ということが見抜けていないのかもしれません。まったく、従っていない、世界基準の半分でいいとお考えでしょうか。

動物の福祉向上を海外の最低レベルの規制並にしようという委員がどれだけいたのでしょうか。そもそも、どれだけの委員が専門の知見を生かした議論ができる人だったのか。
今日の検討会で、上記2点に気づいた方は思ったはずです。

超党派議連も私は役員をしています。
アドバイザリーボードも皆さんも含めて、この環境省案について議連を開きたいと要望をしました。
ここでコンセンサスが取れ、発信をして頂けたら最後の検討会で上記2点の改善ができるはずです。最後の最後の攻防です!!
頑張りましょう!

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