本日の決算委員会、先週の決算委員会及び内閣委員会に引き続き、「18歳高校生アダルトビデオ出演解禁問題」について質疑しました。
【18歳高校生アダルトビデオ出演解禁問題】
先週の内閣委員会で確認できましたが、この問題は現行法では到底対応できません。
そこで政府は、先週の内閣委員会での塩村の質疑の後「アダルトビデオ出演強要問題緊急対策パッケージ」を決定し発表しました。
しかし、被害者からは「啓発だけでは救えない」「法が砦」と、当事者の心の叫びとも言えるし、警告ともいえる声が届いており、それについてどう受け止めるか政府を質しました。
林男女共同参画局長からは「行政府でできることはすべてやる、ということでパッケージを決定した。また、関係者の声、議員からも要請をいただいた。現在、各党で立法措置を検討されているので、それをよく見守ってまいりたい」との答弁でした。
元文部科学大臣であった松野官房長官には、今回の問題は、性犯罪の低年齢化につながる恐れがあり、高校生への痴漢や性暴力が増える可能性が高い。被害を受ける方も加害をする方も影響される。未成年者取消し権が行使できなくなった若年層が受ける影響について質しました。
松野官房長官からは「性犯罪性暴力を根絶するためには、加害者にならない、被害者にならに、傍観者にならないための教育と啓発を行っていく。若年層の性暴力被害を徹底的に予防するため、予防月間に合わせ集中的な広報啓発を実施している。文科省ではいのちの安全教育をすすめている。そのうえで、この問題に関し立法措置について各党のご議論の動きを承知している。その内容、議論の状況をよく見守ってまいりたい。」との答弁をいただきました。
最後に、塩村から、ボールは私たち立法府にある。しかも議員立法の方が早くできる。各党、各会派の皆様には、子どもを性搾取、性被害から守るためにも、超党派の取り組みをお願いしたい。と訴え質問を終えました。