「適切に飼育管理されているかと言うことを、きちんと把握しておくべき」二之湯防災担当大臣 ~災害対策特別委員会~

 本日の災害対策特別委員会は、「学校飼育動物」について質問しました。

 塩村あやかの質問は「0:05:24」からです。

【学校飼育動物】

 塩村は、毎年災害対策特別委員会において「学校飼育動物」について取り上げていますが、東日本大震災を初め多くの災害時に、かなりの学校飼育動物が犠牲になっています。
 まず、塩村から「文科省は、学習指導要領で学校で動物を飼いなさいと指示しているが、全てにおいて、災害時も含め、命に関して人任せを勧めている。地域での協力を学ぶ機会にはなるが、動物を飼育することを子どもが正しく学ぶことにはならない」「災害発生時の対応状況、過去の災害時における学校飼育動物の犠牲の調査をしているか」と政府を質しました。
 池田文科副大臣からは「調査は行っていない。学校動物飼育は各学校の実態に応じて行われている。飼育小屋に風よけや雨よけを設置したり飼育担当の教師が安全な場所に保護したり、学校の近隣住民によるボランティアに預かってもらったり、希望する児童の家庭で保護したりそういった事例を聞いている」との回答でした。
 そこで、塩村から「本日は二之湯防災担当大臣にも来ていただいている。災害時における被害を把握するため、動物の命を守る観点からも調査は必要ではないか」と二之湯大臣に伺いました。

 二之湯大臣からは「学校で飼育されている動物については、国の基準において、管理者は地震・火災等の非常災害時に際しても動物の飼養及び保管が適切に行われるよう配慮することとされていることを踏まえ、学校の管理者において適切に把握されるべきだと考えている」と答弁。
 さらに「適切に何を把握すべきか」との確認には、
 「適切に飼育管理されているかと言うことを、きちんと把握しておくべきだということ」と前向きな答弁をいただきました。
 塩村から「文科省と協力して、今後、命を守るために調査をどのようにやっていくのか、しっかり連携して取り組んでもらいたい」と要望しました。
 また、疾病時の対応など治療費の予算について伺いました。

 池田文科副大臣からは「学校で動物を飼育する際には、疾病時にかかる治療費も含めて検討した上で、各学校が適切に飼育することができる動物を選択することが重要であると考えている。どのような動物を飼育するかは各学校の判断に委ねられている。文科省としては治療費を負担することは当然考えていない。自治体の工夫として地域の獣医師会や動物病院と連携体制を整えた上で、治療費についても自治体が負担している事例も聞いている。文科省としては引き続き会議等の機会を通じて、好事例の共有に努めるなど、各学校において適切に動物飼育が行われるよう周知に努めてまいる」との答弁にとどまりました。
 塩村からは「適切に飼うためには予算をつけないといけない。予算をつけないで無理して飼えば、命が失われていく、虐待環境を認めてしまうことになる、この認識を文科省には持っていただきたい。災害時にどれだけの動物が犠牲になってきたか、これまで隠してきている。命を大切にすると言うことを、文科省はしっかり教えていただきたい。無理して飼って殺すと言うこと、虐待することにならないように、改めて考え直していただきたい」と強く要望し質問を終えました。 

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