フィリピン残留日本人二世・神庭ロサリナさんが訪日

外務省によるフィリピン残留日系人の訪日事業で、ダバオ出身のロサリナ・カンバ・フェルナンデスさん(95歳)が1月27~31日の日程で日本を訪れています。
外務省による訪日事業としては、昨年8月の竹井ホセさんに続く2人目で、滞在2日目となる28日には外務省で記者会見を行った後、塩村あやか事務所を訪問されました。

ロサリナさんのお父様は戦前、日本人がミンダナオ島で経営していた農園で現地の女性と出会って結婚しました。ロサリナさんが物心ついたとき、お父様は家にはいませんでしたが、10歳頃に一度(おそらく開戦前後)軍服姿のお父様と対面し、抱き合って泣いたことを覚えているそうです。

お母様は戦後、フィリピン人男性と内縁関係となり、ロサリナさんは継父であるその男性の姓を名乗って暮らしてきました。20歳でフィリピン人男性と結婚しますが、その際も継父を父として申告したとのことです。
夫との間に4男4女を設け、現在は娘と孫と暮らすロサリナさんですが、2008年にお父様の名が「神庭利太」さんで、終戦後日本に強制送還され、1983年に鳥取県で亡くなっていたことが明らかになりました。同年に出生証明書を遅延登録し、日本国籍の回復を希望しましたが、父母の婚姻に関する情報が不足しているため手続きは難航。2024年6月に東京家裁に申し立てを行うも、同年11月に却下されてしまいました。
弁護団は現在、鳥取家庭裁判所に再度の申立てを行うため準備を進めています。

鳥取はお父様の出身地であり、ロサリナさんも今回の訪日で訪問を予定しています。

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