新たな課題が生まれた! ~災害対策特別委員会

 塩村あやかの質問は「0:33:13」からです。


 本日の災害対策特別委員会。大臣所信に対する質疑を行いました。
 本日は東日本大震災からちょうど11年になります。
 武力攻撃による原発・原子力施設の災害について、災害時のペットのについて、二之湯智防災担当大臣、更田豊志原子力規制委員会委員長と質疑を行いました。

【原発・原子力災害】

 テロや航空機の意図的衝突は想定されているが戦争(武力攻撃)に対する対策はどうなっているか、日本には20か所近い原発があるが今回のロシアの原発攻撃と同等の事象が発生した場合の被害想定はどうなっているか、ミサイルが命中した場合の原発のリスクはどうなっているか等を、更田原子力規制委員会委員長に質問しました。
 更田委員長からは、どれも想定していない、対応していない。ミサイルが着弾すると考えると、原子力施設が運転しているかしていないかはほとんど差がなく、そこに放射性物質がある限り被害が出る。すぐに取れる対策はない。という答弁でした。
 そこで、災害対策も新たなフェーズに入ってきた。関係省庁としっかりと連携して様々な対策の見直しに着手をしていくべきではないかと政府を質しました。
 二之湯防災担当大臣からは「原子力災害はきわめて高い専門性が要求される、内閣府防災は担当ではない。専門の部局で、適切に対処されることが重要。」との答弁でした。
 塩村からは、縦割りを大臣の力で連携をして欲しい。と要望しました。

【ペット同行避難】

 次に、ウクライナでのペットとの同行避難の写真を示し、災害時(紛争時)に迅速な判断と発信ができるよう、世界の事例を把握・研究し、実行できるようにするべきではないかと政府を質しました。
 二之湯防災担当からは、「動物が苦手な人もいるという問題も検討課題。被災者が避難を躊躇することも避けなければならない。海外事情も研究し、どのような対応が合理的なのか関係省庁が一緒に勉強する必要がある。」との答弁でした。

 最後に、塩村から「引き続きこの分野一生懸命やって頂きたい。新たな課題が生まれたと思っています。」と締め括りました。 



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